北仙台駅徒歩5分にある自律神経専門の整体院KAIZEN LAB.院長の近藤秀幸です。
今回は、今回は、自律神経失調症とは何か、その原因や症状、そして改善方法について、自律神経とストレス、生活習慣の関係も踏まえながら解説します。
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経という2つの神経のバランスが崩れ、体や心にさまざまな不調が現れる状態です。
自律神経は、私たちの意思に関係なく体の機能を調整しています。
例えば、心拍数、血圧、消化、呼吸、体温など、日常生活に欠かせない機能はすべて自律神経によって調整されています。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れによって、自律神経が適切に働かなくなると、心身に不調が現れます。
「自律神経失調症」とは、こうした自律神経のバランスが崩れることによって起こる不調の総称であり、特定の病名ではなく、体全体の不調を示す状態です。
自律神経失調症は、体のあらゆる部位にさまざまな症状を引き起こします。
これらは個々に異なる形で現れるため、単純に特定の病気として診断されるのが難しい場合があります。
- 慢性的な疲労:休んでも疲れが取れない。
- 不眠:寝つきが悪い、熟睡できない、何度も目が覚める。
- めまい・立ちくらみ:急に立ち上がるとふらつきを感じる。
- 動悸・息切れ:何もしていないのに心臓がドキドキしたり、息苦しさを感じる。
- 胃腸の不調:食欲不振、胃のむかつき、便秘や下痢など。
- 精神的な不安定さ:イライラしやすい、気分が落ち込みやすい、パニックを起こすことも。
特に、胃腸の調子が悪いという症状は、自律神経の乱れと密接な関係があります。
自律神経が整っていると、胃腸の働きが活発になり、栄養素の吸収がスムーズに行われます。
逆に、自律神経が乱れると、消化がうまくいかず、結果として栄養素を効率よく吸収できなくなります。
ストレス
現代のストレス社会では、日々のプレッシャーや人間関係、仕事の負担が交感神経を過剰に刺激します。
この状態が長引くと、副交感神経がうまく働かなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
呼吸が速く浅くなると、血流が悪くなり、腸内環境も悪化してメンタルの不調に繋がります。
不規則な生活習慣
睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足、不規則な生活が自律神経に悪影響を与えます。
特に、夜遅くまでスマホやパソコンを使う習慣は、交感神経を刺激し、寝つきが悪くなる原因となります。
ホルモンバランスの変化
女性は、月経周期や更年期にホルモンバランスが大きく変わるため、自律神経が影響を受けやすいです。
これにより、気分の不安定さや身体の不調が増えることがあります。
自律神経のバランスを整えるためには、日常生活の習慣を見直すことが重要です。
以下の対策を取り入れることで、自律神経の乱れを改善し、心身の不調を軽減することができます。
呼吸法を意識する
呼吸は、自律神経をコントロールできる唯一の手段です。
深呼吸や腹式呼吸を行うことで、副交感神経を優位にし、リラックス状態に導くことができます。
1日に数回、意識的に深い呼吸を取り入れることで、メンタルと体調が整います。
適度な運動を習慣に
運動は、交感神経と副交感神経のバランスを整えるのに役立ちます。
ウォーキングやヨガ、軽いストレッチなど、無理のない運動を定期的に取り入れると、自律神経が正常に働きやすくなります。
睡眠の質を高める
良質な睡眠は、自律神経の安定に不可欠です。
寝る前のリラックスタイムを意識し、スマホやパソコンを使わず、深呼吸や軽いストレッチを取り入れると、より深い眠りに入れます。
バランスの良い食事
食事も、自律神経に大きな影響を与えます。
特に、ビタミンB群やマグネシウムが豊富な食品(豆類、葉物野菜、ナッツなど)は、自律神経のバランスを整えるのに効果的です。
ストレスの解消を意識する
自律神経を整えるためには、ストレスを軽減することが不可欠です。
自然に接したり、好きな音楽を聴いたり、趣味に時間を使うなど、日常生活にメンタルケアの要素を取り入れることが効果的です。
ゆるやかにストレスを減らすことで、自律神経も整います。
まとめ
自律神経失調症は、ストレスや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどが原因で、自律神経のバランスが崩れることで引き起こされます。
体のさまざまな部位に不調が現れるため、症状が複雑でわかりにくいこともあります。しかし、呼吸や生活習慣を見直し、適度な運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠を取り入れることで、自律神経を整え、心身の健康を保つことができます。
無理せず、ゆるやかに改善を続けることが大切です。
お電話ありがとうございます、
KAIZEN LAB.でございます。